進撃の巨人 レビュー記事|物語がどんどん変わっていく

進撃の巨人
「巨人に食われる」という圧倒的な恐怖から始まり、やがて人類同士の思想、国家、自由、戦争、そして選択へと物語が広がっていく――。
『進撃の巨人』は、単純な「人間VS巨人」のバトル漫画ではありません。
読み進めるほどに世界の見え方が変わり、序盤に何気なく描かれていた場面が後になって重要な意味を持ってくる、非常に構成力の高い作品です。
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『進撃の巨人』の基本情報
| 作品名 | 進撃の巨人 |
|---|---|
| 作者 | 諫山創 |
| ジャンル | ダークファンタジー・バトル・アクション |
| 連載 | 別冊少年マガジン |
| 巻数 | 全34巻・完結 |
| 作者 | 諫山創 |
『進撃の巨人』は2009年に連載が始まり、2021年4月に最終回を迎え、単行本は全34巻で完結しています。
『進撃の巨人』のあらすじ
物語の舞台は、巨大な壁に囲まれた世界。
人類は壁の内側で暮らし、壁の外に存在する「巨人」から身を守っていました。
主人公・エレン・イェーガーは、壁の外に広がる世界に強い憧れを持つ少年です。
しかし、ある日、壁を越えるほど巨大な超大型巨人が出現。
さらに「鎧の巨人」によって壁が破壊され、人類の平穏な生活は一瞬にして崩れ去ります。
エレンは大切な人を失ったことをきっかけに、巨人を駆逐することを決意。
幼なじみのミカサ、アルミンたちとともに訓練兵となり、やがて巨人との戦いに身を投じていきます。
ところが、物語が進むにつれて「巨人とは何なのか」「壁の外には何があるのか」「なぜ人類は巨人と戦っているのか」という謎が次々と浮かび上がってきます。
そして、この作品最大の魅力ともいえる「世界の真実」が少しずつ明らかになっていきます。
序盤は「人類VS巨人」の物語に見えますが、読み進めるほど物語のテーマが大きく変化していきます。最初から最後まで通して読むことで、序盤の描写に隠されていた意味にも気づきやすくなります。
『進撃の巨人』はこんな人におすすめ
- 伏線が多く、考察できる漫画が好き
- 世界観が作り込まれた作品を読みたい
- ただの勧善懲悪ではない物語が好き
- シリアスで緊張感のあるバトル漫画が好き
- キャラクターの心理描写を重視したい
- 完結済みの長編漫画を一気読みしたい
- 残酷な描写が苦手
- 明るく気軽に読める作品を探している
- 登場人物が次々と厳しい状況に追い込まれる展開が苦手
- 複雑な設定や政治的な要素を考えながら読むのが苦手
『進撃の巨人』を読んだときに感じる面白さ
① 最初は「巨人との戦い」なのに、物語がどんどん変わっていく
『進撃の巨人』の最大の魅力は、物語のスケールが段階的に広がっていくことです。
序盤では「壁の中で暮らす人類」と「壁の外から襲ってくる巨人」という非常にシンプルな構図に見えます。
ところが、物語が進むにつれて、敵だと思っていた存在の背景や、壁の内側に隠されていた秘密が明らかになっていきます。
そのため、読み始めたときと終盤では、同じ世界を見ているにもかかわらず作品そのものの印象が大きく変わります。
② 「伏線」の回収が気持ちいい
『進撃の巨人』は伏線や謎が非常に多い作品です。
一度読んだだけでは何気なく感じる描写が、後から振り返ると「この時点ですでに答えが示されていたのか」と気づくことがあります。
だからこそ、完結まで読んだ後に1巻へ戻って読み直す楽しさがあります。
ストーリーを知った状態で読み直すと、キャラクターの発言や表情、背景の描写などが違って見えてくるのも大きな魅力です。
③ キャラクターが単純な「善・悪」ではない
エレン、ミカサ、アルミンをはじめ、リヴァイ、エルヴィン、ハンジ、ジャンなど、多くのキャラクターが登場します。
そして本作では、キャラクターを単純に「正義側」「悪役側」と分類できません。
それぞれに守りたいものや信念があり、その立場から考えれば「なぜその選択をしたのか」が理解できるように描かれています。
この構造によって、敵だった人物に対しても単純な憎しみだけでは終わらない感情を抱かされます。
④ バトルだけではなく「自由とは何か」を考えさせられる
エレンが求め続ける「自由」は、本作を理解するうえで非常に重要なテーマです。
壁の中に閉じ込められた人類、壁の外を夢見る少年、そして物語が進むにつれて明らかになる世界の構造。
「自由になるためには何を犠牲にするのか」という問題が、物語の後半になるほど重く突きつけられていきます。
単なる巨人退治の漫画ではなく、自由・戦争・復讐・正義・選択について考えさせられる作品になっているのが、本作の大きな特徴です。
⑤ 完結しているからこそ一気読みしやすい
『進撃の巨人』は全34巻で完結しています。
現在から読み始める場合、連載中の作品のように「次の巻を何カ月も待つ」という必要がありません。
序盤から張られている謎を、完結まで一気に追いかけられるのは大きなメリットです。
特に「伏線を最初から確認しながら読みたい」という人には、完結済みの今だからこそおすすめしやすい作品です。
最初はネタバレをできるだけ避けて、34巻まで一気に読むこと。その後、気になった伏線やキャラクターの行動を確認するために、もう一度読み直すと作品の見え方がかなり変わります。
『進撃の巨人』は怖いだけの漫画ではない
タイトルや序盤の展開から、「巨人が人間を食べる怖い漫画」という印象を持っている人もいるかもしれません。
もちろん残酷な描写はあります。
しかし、本作の本当の恐ろしさは、巨人そのものだけではありません。
人間同士の対立、過去から続く憎しみ、情報を知らないことによって生まれる偏見、そして「自分たちの正義」を信じて行動する人々。
物語が進むほど、読者に「本当に敵は誰なのか?」と問いかけてきます。
この「敵だと思っていた存在にも、その存在なりの事情がある」という構造が、本作を単純なバトル漫画では終わらせていません。
『進撃の巨人』を読むなら漫画がおすすめな理由
『進撃の巨人』はアニメも非常に有名な作品ですが、原作漫画なら自分のペースで物語を進められます。
特に伏線や細かい描写を確認したい人には、漫画との相性が良い作品です。
また、完結済みなので、休日などにまとめて読み始めるのにも向いています。
📖 進撃の巨人を漫画で読む →『進撃の巨人』に関するよくある質問
『進撃の巨人』は何巻までありますか?
本編コミックスは全34巻で完結しています。講談社公式でも最終34巻が完結巻として案内されています。
『進撃の巨人』は完結していますか?
はい。2021年4月に本編の最終回を迎えています。
『進撃の巨人』はどんな漫画ですか?
巨大な壁に囲まれた世界を舞台に、人類と巨人との戦いを描いたダークファンタジーです。ただし物語が進むにつれて、戦争や自由、正義など、より大きなテーマへと発展していきます。
『進撃の巨人』は伏線が多いですか?
非常に多い作品です。序盤の描写が後半で別の意味を持つケースも多く、完結後の読み返しも楽しめます。
アニメと漫画、どちらがおすすめですか?
映像・音楽・アクションを楽しみたいならアニメ、伏線や細かな描写を自分のペースで確認したいなら漫画がおすすめです。両方楽しむのももちろんアリです。
『進撃の巨人』を無料・お得に読む方法
『進撃の巨人』は全34巻の長編作品なので、まとめて読む場合は電子書籍サービスのキャンペーンやポイント還元をチェックしておくのがおすすめです。
📚 電子書籍で読む
スマホやタブレットで好きな場所から読めるため、長編作品との相性が良い方法です。
※無料・割引・ポイント還元などの内容は時期によって変わります。
『進撃の巨人』レビューまとめ
『進撃の巨人』は、巨人とのバトルを入口にしながら、物語が進むにつれて世界観そのものが大きく変化していく作品です。
特に魅力的なのが、伏線・世界観・キャラクター・ストーリーの完成度。
序盤で感じた疑問が後半につながり、さらに一度読み終わった後に読み返すことで新しい発見があります。
「ただ強い主人公が敵を倒す漫画」ではなく、登場人物それぞれの立場や正義について考えさせられる点も大きな魅力です。
ダークファンタジーや重厚なストーリーが好きなら、一度は読んでおきたい作品。
まだ読んでいないなら、できるだけネタバレを見ない状態で1巻から読み始めることをおすすめします。