メイドインアビス レビュー|壮大な世界のファンタジー

※外部サービスへ移動します
作品基本情報
| 作者 | つくしあきひと |
|---|---|
| 出版社 | 竹書房 |
| 掲載媒体 | WEBコミックガンマ |
| ジャンル | ファンタジー / 冒険 / ダークファンタジー |
| アニメ | アニメ化作品 |
あらすじ
物語の舞台は、巨大な縦穴「アビス」が存在する街・オース。
アビスの中には、地上では見ることのできない不思議な生物や貴重な遺物、未知の環境が広がっている。
しかし、アビスは単なる巨大な洞窟ではない。
深く潜れば潜るほど、地上へ戻ることが難しくなる「上昇負荷」という特殊な現象が存在し、深層へ進むほど危険も増していく。
そんなアビスに強い憧れを抱いているのが、探窟家を目指す少女・リコ。
ある日、リコはアビスの深層からやってきたような不思議な少年・レグと出会う。
レグには自分が何者なのかという記憶がない。
そしてリコは、アビスの深層へ旅立った母親・ライザの消息を追うため、レグとともにアビスの底を目指すことになる。
未知の世界を求める少女と、自分自身の謎を抱えた少年。
二人の冒険は、やがてアビスそのものに隠された巨大な謎へとつながっていく。
こんな人におすすめ
・未知の世界を探索する冒険漫画が好きな人
・謎が少しずつ解き明かされていく作品が好きな人
・かわいいキャラクターと重厚なストーリーのギャップが好きな人
・ダークファンタジーやシリアスな展開が好きな人
・「先が読めない漫画」を探している人
こんな人には合わないかも
・主人公が無双する作品を求めている人
・残酷な描写や重い展開が苦手な人
・テンポよく答えが出るストーリーが好きな人
・気軽な日常系ファンタジーを読みたい人
実際に読んだ感想・レビュー
最大の魅力は「アビス」という世界そのもの
「メイドインアビス」を語るなら、まずアビスの存在を外すことはできない。
巨大な縦穴の中に、階層ごとに異なる環境、生物、遺物が存在する。
普通のファンタジー作品なら、世界観は物語の舞台として存在する。
しかし本作では、世界そのものが「攻略対象」になっている。
どんな生物がいるのか。
次の階層には何があるのか。
そもそもアビスは何なのか。
読者もリコたちと同じように、ページをめくりながら未知の世界へ進んでいくことになる。
かわいい絵柄に油断すると痛い目を見る
本作を初めて見ると、リコやレグをはじめとしたキャラクターのかわいらしいデザインに目を奪われる。
しかし、その印象だけで読み始めると驚くことになる。
アビスは、主人公たちに優しい世界ではない。
危険な生物が存在し、環境そのものが脅威となり、冒険には常に代償がつきまとう。
かわいらしいキャラクターと過酷な世界の組み合わせが、本作独特の緊張感を生み出している。
「冒険すること」の怖さがしっかり描かれている
異世界冒険ものでは、未知の場所へ行くことがワクワクするイベントとして描かれることが多い。
しかし「メイドインアビス」では、未知であることそのものが恐怖になる。
知らない生物。
知らない環境。
知らない遺物。
そして、深く進めば進むほど戻ることが難しくなるというルール。
だからこそ、リコたちが一歩進むたびに「大丈夫なのか」という緊張感が生まれる。
リコとレグの関係が物語の中心
リコはアビスに強い憧れを持つ少女。
一方のレグは、自分が何者なのかという大きな謎を抱えている。
二人が旅をする理由は同じではない。
それぞれが違う目的を持ちながら、一緒にアビスの深層を目指していく。
この関係性が、単なる「ダンジョン攻略漫画」では終わらない理由の一つだ。
「母親を探す」という目的が強い
リコがアビスへ向かう大きな理由は、深層へ旅立った母親・ライザ。
その存在が物語全体を貫く一本の軸になっている。
母親はなぜアビスへ向かったのか。
深層には何があるのか。
ライザは何を見たのか。
こうした疑問が積み重なり、読者も「アビスの底には何があるのか」を知りたくなっていく。
謎を全部説明しないからこそ面白い
本作では、世界の謎が一気に説明されるわけではない。
遺物の正体、アビスの構造、深層に存在するもの、過去の探窟家たちの物語など、情報が少しずつ提示される。
そのため、読者自身が「あれはどういう意味なんだろう」と考えながら読むことができる。
伏線や設定を考察するのが好きな人には、特に相性のいい作品だ。
🕳️ 無料で試し読みしてみる →序盤の見どころ(ネタバレなし)
オースとアビスの世界観
まず注目したいのが、アビスを中心に成立している街・オースの存在。
探窟家たちがアビスへ挑み、そこから持ち帰った遺物が人々の生活や文化にも影響を与えている。
つまりアビスは、単なる危険なダンジョンではなく、街そのものの歴史や経済にも関係している。
リコとレグの出会い
リコとレグの出会いは、この作品を理解するうえで重要なポイント。
アビスへの憧れを持つリコと、記憶を失っているレグ。
二人の異なる事情が交わることで、物語が本格的に動き始める。
深界へ進むほど世界が変わる
本作の面白さは、単純に「強い敵が出てくる」だけではない。
階層が変わると、環境そのものが大きく変化する。
生態系、植物、地形、危険性などが変わるため、次の階層へ進むたびに別の世界を探索しているような感覚になる。
「上昇負荷」という恐ろしいルール
アビスには、深い場所から地上へ戻ろうとすると身体に異常が起こる「上昇負荷」という特殊なルールが存在する。
この設定によって、普通のダンジョン探索とはまったく違う緊張感が生まれる。
「危なくなったら戻ればいい」という選択肢が簡単には取れない。
深く潜ることそのものが、取り返しのつかない決断になっていく。
美しい景色と残酷な現実のギャップ
アビスの風景は非常に幻想的だ。
美しい自然、奇妙な生物、未知の遺物。
ところが、その美しい世界には常に危険が潜んでいる。
この「美しいからこそ怖い」という感覚が、「メイドインアビス」の独特な世界観を作っている。
メイドインアビスが評価される理由
世界観の作り込みが圧倒的
本作の世界観は、単に「異世界」という言葉で説明できるものではない。
アビスの構造、探窟家の階級、遺物、生物、上昇負荷など、多くの設定が互いに関連している。
そのため、読み進めるほど「この世界にはまだ何か隠されている」と感じさせられる。
冒険と謎解きが同時に楽しめる
アビスを進むこと自体が冒険であり、同時に世界の謎を解いていく行為でもある。
「次の階層に何があるのか」という興味と、「アビスは一体何なのか」という大きな疑問が並行して進んでいく。
そのため、物語の先が非常に気になる。
キャラクターの感情が物語を動かす
壮大な設定だけで成立している作品ではない。
リコ、レグ、ナナチをはじめとするキャラクターたちの感情や選択が、物語を大きく動かしていく。
特に「この先へ進みたい」という気持ちと、「進んだら戻れないかもしれない」という恐怖の両方が描かれるため、冒険に説得力がある。
無料・お得に読む方法
「メイドインアビス」は電子書籍サービスでも取り扱われており、購入前に試し読みできるサービスもある。
本作は絵柄とストーリーのギャップが大きい作品なので、まず第1巻の試し読みで雰囲気を確認するのがおすすめだ。
🎁 BOOK WALKERで試し読みする →※無料話・割引などのキャンペーンは変更・終了する場合があります
まとめ:かわいい絵柄からは想像できない、本格派冒険ファンタジー
「メイドインアビス」は、少女リコと少年レグが巨大な縦穴「アビス」の深層を目指す冒険ファンタジー。
かわいらしいキャラクター、幻想的な風景、未知の生物や遺物。
一見すると子ども向けにも見えるビジュアルだが、物語の内容は非常にシリアスで、アビスの危険性や冒険の代償が容赦なく描かれる。
そして何より魅力的なのが、「アビスの底には何があるのか」という巨大な謎。
読み進めるほど新しい疑問が生まれ、次の階層へ進みたくなる。
「世界観の作り込まれた漫画を読みたい」「未知の世界を探索する冒険が好き」という人なら、一度は読んでおきたい作品だ。
✅ 壮大なファンタジー世界が好き
✅ ダンジョン・未知の世界を探索する物語が好き
✅ 謎や伏線を考察するのが好き
✅ ダークファンタジーが好き
✅ かわいい絵柄と重厚な物語のギャップを楽しみたい
✅ 「次に何が起こるかわからない」漫画を読みたい